あなたがマルチタスクを上手くすることができない理由
ども。
難しいですよね、マルチタスク。
マルチタスクができる人とできない人は圧倒的にできない人の方が多いと思います。
まずは定義から見ていきましょう。
マルチタスク (multitasking) とは、複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。
(Wikipedia より)
まずは同時に複数の作業を行うという方のマルチタスクについて、できない理由について考えます。
頭の中で2桁どうしの掛け算をしながら、手では折り紙で鶴を折るなんてことをサラサラとやってのける人はほとんどいないです。
英語を聴きながら日本語の本を読んでどちらも頭に入る人はほとんどいませんよね。
どうしてできないかというと、あなたの注意力(集中力)というのは有限のものであるから。
注意を払うとは言い得て妙な言葉で、払ったものはなくなるんです。(これが言いたくてこの記事書いてるみたいなところはある。)
どういうことかというと、注意力のMAXを100だとしたら、掛け算を頭の中ですると80くらいの注意力を払ってしまうので、残りの注意力は20になってしまう。
するとどうでしょうか。注意力が50必要な折り紙は折れなくなってしまう。
余った20の注意力ではどう折ればいいかを判断することはできません。
最初の半分に折るというステップくらいはできるかもしれませんが。
つまり、掛け算をやめて80の注意力を返してもらわないと折り紙は折れないんです。
でも、逆に言えば、掛け算をやめれば注意力が戻ってきて折り紙を折ることができます。
このようにして、同時にこなす方のマルチタスクはできなくなっています。
ポイントは
- 注意力は有限
- 注意力が必要なこと同士だと注意力が足りなくなることがある
ということ。
つまり、同時にマルチタスクをこなすコツは
「注意力の必要ない(少ない)タスクを並行すること」
となります。
けど、注意力の必要ないことなんてなかなかないと思います。
習慣になっていることなんかは、注意力があまり必要ないと思うので、習慣化することで注意力の少ないタスクというのは増えるのかもしれません。
次に同時ではなく短期間にマルチタスクを行うことについて見ましょう。
注意を払うとなくなってしまいますが、その作業が終われば注意力は戻ってきます。
なので、ポイントは
- 切り替えを早く行うこと
- 同時にやろうとせずに1つのことに集中して1つずつ終わらせること
ですね。
切り替えの早さというものは本人の意識からくるものですが、同時にやろうとするというのは焦りなどからくるものな気がします。
自分も同時にいろんなことをやろうとしてしまうので、1つのことに集中してやっていこうと思っています。
まとめ
注意は払うとなくなる。お金と同じ。
注意はあとで戻ってくるけどお金は戻ってこない。